キーンコーンカーンコーン


授業終わり。


「奈悉、安東煜が呼んでる」

やっぱり。キャーキャー言ってるもん。

「何?」

煜と目線をなるべく合わさずに、話す。


「ごめんね、呼び出して」

煜に可愛い笑顔に、私は瞬殺された。

「////」


思わず顔を赤らめた。


「あの、何」

今きっとリンゴだよー。

「龍って誰さん?」



誰さんて.......。


分かってるくせに。