レオーネと八重はというと、他の生徒達とは少し山奥に入っていた。
騒がしい川下とは違う、誰も分け入っていない木々の中。
新緑が香る。
「まだ生まれたての若芽の生命力を感じる…花王の桜達もいいけど、桜以外の植物も瑞々しくて好きだなぁ…」
胸いっぱいに青葉の匂いを吸い込むように、八重が深呼吸する。
「……」
相変わらず無口なレオーネだが、八重の言葉には賛同しているのか。
エリーを優しく抱いたまま、柔らかな笑みを浮かべている。
騒がしい川下とは違う、誰も分け入っていない木々の中。
新緑が香る。
「まだ生まれたての若芽の生命力を感じる…花王の桜達もいいけど、桜以外の植物も瑞々しくて好きだなぁ…」
胸いっぱいに青葉の匂いを吸い込むように、八重が深呼吸する。
「……」
相変わらず無口なレオーネだが、八重の言葉には賛同しているのか。
エリーを優しく抱いたまま、柔らかな笑みを浮かべている。


