「ね」

そんな会話を交わす翡翠やスペシャルバカを見て驚いているレオーネに、アリトンが語りかける。

「この学園には、悪魔を悪魔と思っていないおかしな人が多いんです。レオーネさんがレヴィアタンだろうが何だろうが、関係ないと思っているお馬鹿さんばかりでね」

「……」

驚きに丸くなった目は、やがて微笑みに細められていく。