好きの反対の反対。



結平はいつもと違って


真剣な表情。


「あたしは結平のこと


 好きじゃない。」


こんな甘い言葉に騙されちゃダメ。


あたしは自分に言い聞かせる。


「じゃあ、いつか絶対俺のこと好きにさせるから


 そんときはもっと甘いキスしよ。」



「そんな日、一生来ない///」


あたし、何でこんな言葉に


振り回されてるの。


「じゃあ、あたし先生のとこ行ってくる」


あたしは何もなかったかのように振る舞って


部屋を出て行った。