好きの反対の反対。



あたしは悩んだ末、


チョコがからめてあるクッキーを選んだ。


クッキーなら嫌いな人いないよね?


あたしは先生がいるであろう


化学室へ向かう。


先生いるかな・・?


あたしはドアのノブに手をかけた。


「栞音・・?

 こんなところで何やってんの?」



後ろから誰かに声をかけられた。


「・・っ結平?!」


あたしは思わず大きい声を出してしまった。


あーもう、タイミング悪すぎ。