「栞音に唇奪われた・・」



結平がぼそっとつぶやく。


「え・・?!?!?!?!」



結平はちょっと顔を赤くして


うつむいている。


嘘じゃないみたい・・。



あたし、酔うとキス魔になっちゃうのかな?



「ごめん・・その時意識なくて・・。」



「じゃあ、今度は意識あるときにやろ?」



そう言うと、あたしに近づいてきた。


後ろに下がろうとしたけど、


壁のせいでこれ以上下がれない。


結平が壁に手をついて


片方の手であたしの顔に触れる。


あと、数センチ・・