好きの反対の反対。




「栞音~!こっちこっち!!」



彩夏が手招きしてるのが見えた。



「ぎりぎり間に合った・・


  電車遅れてたから、間に合わないかと思った。」



「よかったね、間に合って!」



今日は、初めての新歓。


どんな感じなんだろう。


「うわっ、あっぶね。


  ぎりぎり間に合った~!」


結平も遅れ?



もしかして、同じ電車だったのかな。



って、何考えてるの、あたし。


どうでもいいし。


結平があわてて席に座る。


その周りにはやっぱり女の子ばっかり。


「高野君、もう来ないかと思ったよ。」



「ごめん、ごめん。」


周りの女の子と楽しそうに話してる。



「高野君、すごい人気だね。」


彩夏がにやにやしてる。