好きの反対の反対。




「栞音、おはよう!


  なんか今日元気なくない?」



そりゃそうだよ。



さすがにあたしも反省してるし。



「ってか、今日も朝から高野くん大変だね。



  女子に囲まれちゃって!」



ほんとだ。


女子に人気があるって


本当だったんだ。



「・・あ・」



目合っちゃった。


気まずい。



思わずすぐ目をそらしてしまった。