「やい、蒼!怒られてやんの」


休み時間になるやいなや、ぶはは、とだらしなく笑いながら近付いてくるのは、小学生ん時からの腐れ縁ってヤツの、優人。文字通り¨優しい人¨…な訳ではなく。結構面倒臭い奴だ。



「るせー。しょうがねえだろ」



俺の席を窓側にした先生が悪い。好きでこの席になったんじゃないんだ。そう言うと優人は、俺の頬を抓って今度はニヤニヤと笑った。
コイツ、何か企んでるな…、



「だったら席替わろうや!」

「やだ。お前一番前じゃん」

「いーじゃん、お前ばっかずりぃ!」



ブツブツ言っている優人に笑いながら、不意に外を見た。ギラギラと照りつける太陽が眩しくて心が苛立つ。憎たらしい程の、晴天。俺には、似合わない。