駐車場には、新品の

黒のワンボックスカーがあった。

「・・・どうしたの?」

「ん?あ~、買った」

「え?」

「美鈴と好きなときに、

どこでも行けるだろ?」

・・・色々考えてくれてるのね。

ちょっと、感動・・・

「結婚したら、

何かと必要になるだろうし」

透哉が呟いた。

「え?」

「いや・・・とのかく、今は

病院行こう」


「・・・うん」