絆─新選組の物語─





「分かりました・・・気をつけて下さいね」





「んじゃ、行って来るね~」





「いってらっしゃい」





4人を送り出してから、キッチンに戻り、やかんに水を淹れてお湯を沸かす。






「4人帰ってくるまで何しましょうか?」






とは言っても、何もすること無いしなぁ・・・






「学校で使ってる教材を見せてくれないか?」






「教材・・・ですか?」





なんで教材?






「あぁ、出来れば全部見たいのだが。平成で言う小学校1年から・・・」







「たぶん捨ててないはずなので、あると思いますが・・・持ってきますね」






とりあえず、仕舞ってあるのは・・・クローゼットの中かな?






「京子ちゃん、手伝おうか?」





いつの間に沖田さんがいた。






「沖田さん、うーん・・・」






「全部持ってくるのは1人では大変でしょ?」






あ、そっか・・・

流石にそこまで考えてなかった。





「お願いします」