「千嘉だけじゃ心配だから俺も行く!」
「平助君も行くの?」
「おう!!」
凄い元気に言った平助君だが、こんな意外な人物まで・・・
「わたくしも行って来ます」
「山南さんもですか?」
「えぇ、まぁ藤堂君が心配ってのもありますが、この近辺を理解しようとおもいまして・・・まぁ、偵察ですね」
「まぁ、暫く帰れねぇし、何も知らないで外に出ても迷子になるだけだからな・・・山南さんと平助と・・・新八も行って来てくれ」
土方さんも山南さんと同じことを思ってたみたい。
「土方さんの頼みなら仕方ねぇな!」
とか、言いつつ、どこか嬉しそうな新八さん。
「て事で、神田君、少々帰りが遅くなると思いますので、先にお茶お飲みになっていて下さい」
と山南さんは丁寧に言った。

