「ねぇ、真奈美話しかけてくれば？」

「何言ってんの！！教室ではあんまり話しかけたくないの」

「なんで？」

なんでって・・・
それは、教室にいる時は百合子がいるから
つい甘えちゃう
その甘えてる私を、いつも準君に見られてるし

準君に話しかける
また、準君に冷たくされて悲しくなって
百合子に甘える

そんな結果が目に見える
準君の前では絶対に悲しい顔を見られたくない

「変な意地はってないで行ってきなさいよ」

百合子は、はぁーっとため息をついて
教室出て行ってしまった

「察してくれた？」

さすが親友！
私の事を理解してくれる