「うん、私は大変じゃなくて、好きだから大変なの!」

大変なのは同じじゃん
おもしろい・・・

「塚原君にはわかんないよ」

そんな捨て台詞を言って教室の前のドアから出て行った

「すごい子だなー五十嵐さん」

俺は、頷きながら言った

あんなかわいい子に好かれてんのに
準はバカだな

「さて、さっき五十嵐さんの発言をケータイのボイスレコーダーで録らせてもらったけど」

「どーしよーかなー」

ちょっと、おもしろくなってきたな
あんな、彼女がほしいな
俺も

「本当に面白い。なぁ準」

廊下に居る準に俺は話しかけたんだ
準は、後ろのドアから頭を掻きながら
教室に入ってきた

さぁ、これからどうやって準を
いじめるかな・・・
本当に面白くなってきた