何を考えているのか分からない
頬赤くしない
照れているわけでもない
別に嫌な顔をしているわけでもない

「わけわかんねぇよ」

つい、笑ってしまった
準もつられて笑っていた
そんな時だった

「じゅ、準君」

声がした方を見た
そしたら、五十嵐さんがいた
準を見ると、驚いた顔をしている

「なに?」

「えーとさ、今日一緒にお昼食べない?」

そう言った途端
しまった!
みたいな顏した五十嵐さん
どうしたんだ

「あーごめんねちょっと無理かも」

はぁー
本当に勿体ない

「用事があるの?」

少し悲しい顔をしたと思ったら
笑顔のになった

「ないよ」

準、お前最低だな
あ、ほら五十嵐さん悲しそうだぞ
泣きそうだし