冷たくても大好き!!

「ねぇー、真奈美。ここやってもらっていい?ちょっとわかんなくて」

百合子が自分のパジャマを持ってこっちに来た

「どこ?」

見せたところはちょうど私がやっていた脇の部分だった
ここは結構難しい
しかもここはミシンを使わないといけないから大変

「いいよ。ちょっとミシン貸して」

「うん」

私は無言でミシンを使い
ガーーっと脇の部分をさっと縫った

「はいこれでOKかな」

「ありがとう、真奈美」

「いえいえ」

「五十嵐さん、頭もいいのに手先も器用なんだね」

「塚原君・・・」

なんでいるの?
準君・・・寝てる

「裁縫は好きだから」

「そんなに嫌わないでよ」

「別に嫌ってない」

嫌いっていうか最近は苦手って感じ

「あの二人とは友達なの?」

「青と赤のこと?」

塚原君はうんとうなづいた

「二人とは・・・」