俺が中学生に上がった頃、俺の祖父が死んだ。
その年祖母の指が動かなくなった。
病院の先生いわくリュウマチ病らしい。
そんな中祖母は自分の事より周りの事を心配していた。
「私がこんな体になってしもたせえで周りに迷惑かけるな・・・やすちゃんの好きな稲荷寿司を作ってあげれやんな。やすちゃんごめんな。」
それからどんどん悪くなり半年後祖母は全身動かなくなり、入院することに・・・
俺は毎日のようにお見舞いに行っていた。
俺がお見舞いに行くと祖母はいつも自分がもらったお菓子やジュースを俺にくれた・・
「やすちゃん甘いの好きやろ??チーズは無いけどお菓子はあるでいっぱい食べない。」
あの頃の祖母はどんな気持ちで毎日を過ごしてたんだろう??