雨上がり

「それで、結局傘は返せたの?」

「ううん」

「じゃあ、その傘どうするの?」

「う~ん?」

「んじゃ、返しに行こっか?」


「えっ!?、や、やだ」


「なんで?」

「なんでって、あんなに人がいる中に行かなきゃいけないんだよ?」

あの大勢の人達がいなくなるのは、王子が家に着いてからだって聞いたから
だから、返すチャンスは、絶対にないということ


「う~ん、そうねぇ…あっ!いいこと思いついた」