雨上がり

「花~鈴、おはよー」 

「ひゃっ!おっ、おはよう」

「も~、今日もかわい~い」

「もう、からかわないでよ、かわいい人にかわいいって言われたくない」

「は~、無自覚は怖いね~」

「自覚ぐらいあるもん、ブスってことくらい知ってるもん」

「いや、だから~、まっ、いっか」


「きゃ~!!」

あぁ、また来た

「また、きたね」
瑠羽にそう言われて
「うん、そうみたいだね」

来たのである

あの″王子″と呼ばれている人が…


あれから1週間たったけど、あれから毎日のようにここに来る王子…と、ファンクラブの人達

何の目的でここに来ているのかは知らないが、正直こないでほしい
もちろん、あの時勝手に逃げてしまった事も気になるけど、あの、悲鳴のような歓声もすごく気になってしまう
あの声で、瑠羽としゃべっていても何も聞こえなくなってしまうから