「……………あれ?」 さっきまで居たよね? どこ行ったんだろ? 「どうかしたか?」 「えっと、皆どこに行ったのかな~っと思って…」 「あいつらなら俺らの少し前に…」 皆の方に向けようとしていたはずの指先が途中でピタリと止まった 「はぐれた、のか?」 「…そうみたい」 「電話するか…」 蓬莱君はそう呟くと、歩いている人たちの邪魔にならないよう通路の隅に寄って携帯電話を取り出した 目の前を通り過ぎる人達を見てみると、みんな楽しそうに笑っている