雨色リズム






パシャパシャッ…





いつもの帰り道を、家へと急ぐ。

桜の開花なんて遠い遠い未来の話で、まだまだ冷たい北風と氷のような雨が容赦なく奏音に吹き付ける。













ふわ…っ
とした風が吹いてきて、


ふと、足を止めた。