叶えたかった夢

 「ンッ  ゆ、う… 苦しい よぉ…」


 と言いながら座り込む私に
 優はすぐにかけつけてくれて
 私にこういった


 「実羽っ!?  だいじょうぶかっ??」  
 「おちついて息すってみ??」
 

 言われた通りおちついて
 ゆっくり息を吸う


 そして少しずつ落ち着いていく


 私は小さい頃から体が弱い
 だからこんなことしょっちゅうある
 

 優はいつも私を助けてくれる。
 

 
 学校に行って授業を受ける
 それぐらいだったら全然大丈夫


 だけど体育とかは絶対やっちゃだめ
 本当はやりたい
 
 でも出来ない。 
 
 

 人と同じことが出来ないって本当は
 すごくつらい。



 でもいつも優が私のために
 活躍してくれる

 私は優が活躍しているところを 
 みるのが昔から好き



 だから私はつらくない

 いつもそう言い聞かせている。