目を開けると彼がコ-ヒ-を煎れていたらしく、私の分のカップを手渡してくれた。


「ど、どうぞ。」


「ありがと。」



彼は自分のカップを目の前のテ-ブルに置いて私の隣に座った。



コ-ヒ-を一口啜ってみる。


流石コ-ヒ-好き。
麻人のこだわりを持って煎れるコ-ヒ-はカフェで飲むものよりも美味い。


「はぁー…」


コ-ヒ-をもう一口飲みながらため息をつく私。


「どうしました?」


「いい1日だ。」


「それは…よかったです。」


にこりと微笑む彼。


「うん。」