－ｶﾞﾀﾝ
「真央、着いたわよ」
「へ？あ、うん（考え事してて気付かなかった･･･）」
どうやら転校先に着いたらしい、俺は車からゆっくりと降りた。
「父さんたちは校長先生にあいさつしてくるからな」
「真央は職員室に行って、先生に教室に連れてってもらいなさい」
「分かった、じゃあね」
えっと･･･職員室は･･･どこだ？普通近くにあるだろ。
あ、そういえば･･･
－「職員室ってちょっと離れたとこにあるらしいから誰かに教えてもらいなさい」
･･･って言ってたっけ･･･？
めんどくさい事この上ないよホント。
「ハァ･･･誰かに聞けって言っても誰もいないし･･･」
まじでどうする俺･･･こんな年になって迷子とかハズイぞ。
「ん？君どうしたの？見ない顔だね。」
「！？･･･えっと、まぁ転校生だから･･･（びっくりした･･･）」
「そういえば転校生くるって言ってたね、こんな所でどうしたの？」
「ぇ･･･いやその、職員室行きたいけど場所分かんなくて」
「そうなんだ。じゃあ案内するよ！」
「あぁ、助かる」
「いえいえ」
