不思議な道具

真理の笑顔を見て多少ホッとした先生は扉に向かう後ろ姿を眺めながら

「………そう。今日はもう帰りなさい?先生には私が伝えておくから」


真理は先生の言葉を聞き扉に手を掛けて振り返りゆっくり微笑んで保健室から姿を消した。


そしてトイレへと足を進めポケットに入っている携帯を手に取ると


《to:未来
ごめん…身体辛いから帰るね。
荷物は持って帰ってきて。》


文章を作り送信ボタンを押すと靴箱に向かって足を進めた。