不思議な道具

するとそんな真理を見た先生は少し考える様に外を眺め

「毛利さん…お家誰か居る?」

先生は真理に尋ねるとゆっくりと首を左右に振って返事をした。

「親御さんに電話したいんだけど…」

「………今日自転車」

「危ないわよ!!!!」

「……バスで帰ります。お母さん車運転出来ませんし、今日は家に居ませんから。」

「それで本当に大丈夫?」

ベットから体制を起こす真理を先生は支えながら苦い顔をして尋ねた。

そんな先生を見た真理は

「……はい」

と笑って返事をした。