不思議な道具

「ほら。体温計よ??計れる!?」

「……………うん」

体温計を手渡すと先生は机へと戻り、真理はシャツのボタンを開き体温計を脇に挟んだ。

ピピピピッ

と静かな部屋へと響いた。


電子音を聞いた先生は真理のベットの枕元に椅子を移動させ

「毛利さん何度だった??」

と座りながら尋ねると、真理はゆっくり体温計へ目を向け

「………39.4」

先生に力無く答えた。