不思議な道具

そんな中・・・っプチ・・・と切れる音がした。

「レーが困ってんだろうが。てめぇらもうちょい静かに話し合い出来ねえのか?」

と萌子が叫ぶと玲美は・・・いやクラス中の人が口を開いたまま止まっていた。

「モ.モ.モ.モ.モコ?どうしたの?」

玲美が萌子に声をかけると

「っあ!昔の癖で。レーごめんね。」
萌子は小さくなった。

「ううん。私は大じょ「さすが隣町のドラゴンさんね。」

玲美の言葉に誰かが被った。

「はぁ・・・また吉本さん?あのねドラゴンは兄だよ。ってレー怖がらないで聞いてくれる?」

と吉本に話す時とは違い怯える様な声で玲美に聞いた。