不思議な道具

そして萌子の帰り道に一人の女が立っていた。

「ねぇ坂井さん。あなた朽木さんのお友達?」

「えっと確か・・・同じクラスの吉本さんだよね?レーとは友達だけど??」

すると吉本は笑顔を浮かべ、

「静香でいいわ。あのね私朽木さんと仲良くなりたいんだけど・・・仲介してくれない?」

手を合わせてお願いしてきた。

「ん~やだ。」

萌子無表情で吉本に言い放った。