不思議な道具

ゆっくり歩き出した
ママと奏の間には
長い沈黙が流れた。


しかし家の近くまで来て
沈黙を破ったのは
……………ママだった。


「ねぇ…奏??もしかしてだけど
この子犬、お婆さんから貰わなかった?」

奏はビックリして
目を丸くした。

「ななななななんで??!」