不思議な道具

『…うさん…お嬢さん』


近くで誰かが話す声が聞こえ真理は重たい身体を起こした。

「んーあれ?私何してたっけ?」

真理はキョロキョロと辺りを見渡し目の前にいる猫を見た。

「すまないね。今少し出掛けているのでしばらくはこの庭でゆっくりしていてください」


と猫は背中を向けてゆっくりと歩きだした。

真理はその背中を見ながら慌てた様に尋ねた。


「え!?ちょっと待って喋った??!
今の猫だよね!???

え?!夢か何か!?

私確か学校に行って早退して・・・



確かそこで………死んだんじゃ…?」


と真理は忘れていた事を思い出し頭を抱え座り混んだ。