「…ここでいいぞ」

「何が?」

「何が?って荷物持ちだ」

「こんなにいっぱいあるのにか?」

こいつ一人で持ち帰れないくらいの量だ。

「大丈夫だ。これ以上迷惑をかけるわけにはいかないからな」

『大丈夫だ』って…

「別に俺は迷惑って思ってないし」

「いっいいから!」

そう言って、荷物を奪うかのように取った。