「ひとまず事務室に戻るか。梨沙疲れたろ?」

あんな奴にずっと拘束されてたんだから。
それに、俺のために目が腫れるまで泣いて…

「そうだな。それに……怪我の手当しなきゃな」

「どっか怪我させられたのか!?」

梨沙に怪我させやがって…
あいつ…

「わっ私じゃない。貴様だ」

「…俺?」

梨沙じゃないんだ、よかった…

「ほらっ、手当行くぞ」

「あっあぁ…」

梨沙に手を引かれて事務室に戻った。