つよがり姫に振り回されて

「よしっ!さっさと出口行くぞ」

元気を取り戻したようで、ぐいぐい引っ張っていく。
俺の心臓は加速してゆくばかりで、今にも手を伝って梨沙に届いてしまいそうだ。


その後も次々とおどかされ、ビビる梨沙。
その度に抱きつかれて、このままだと俺の心臓の方が持たないよ…///

「あっあのさ…大丈夫か?リタイアするか?」

これ以上は俺の理性が飛びかねない。

「しない!!途中で投げ出すのは嫌いだ」

なんでこういう時だけ生徒会長なんだよ…

「そっそうか、わかった」

出口まで、いく事となった。