つよがり姫に振り回されて

「お~い。持ってきたぞ~」

「あっ広瀬!!」

大きく手を振る山本。
俺の周りは子供っぽいやつが多いのか?(笑)

「これ全部食べていいから。みんなで食べといてくれ」

「うわっ、そんなにもらったの?2人で?」

「私は関与していない。すべてこいつが変なオーラ振りまいてもらったものだ(笑)」

「だからそんなオーラ出してねぇっつの」

「広瀬はすごいな(笑)」

「だから…もういい」

「もうあきらめたか」

「みたいだね」

なんだ2人して。

「あっ来たついでに、入ってかないか?お化け屋敷」

「…いいよ別に俺は」

昨日組立てたし場所は大体わかる。
そんなところに行っても何も面白くないだろう。

「そんなこと言って。会長は行きたいよな?」

「行きたいっ、行ってみたい!!なぁ、ダメか?」

上目でおねだりする梨沙。
俺がそれにとても弱いってわかってやってるだろ、絶対///

「…わかったよ、行くよ」

「そうかっ」

ぱぁーーっと明るく咲いた花のように笑顔で喜んでいた。
そういうのは反則だろ///

「広瀬は会長に甘いなぁ」

「うっせぇ。行くぞ」

「うん。あっ山本君、お手柔らかにお願いします」

「了解でーす」

こうして、なぜかお化け屋敷に入ることとなった。