つよがり姫に振り回されて

「あの、梨沙はどこ行ったんです?」

「あぁ、会長はねΣガチャ「似合うだろ?」

ドアの先にはメイド服を着た梨沙が立っていた。

「やっぱ会長はなんでも似合うわね。羨ましいわ」

「ねねっ、『おかえりなさいませ、ご主人様』って言ってよ」

…さっきと似た言葉。

「あぁ、構わないぞ。…おかえりなさいませ、ご主人様♪」

ノリノリでやってのけた。
…畜生、かわいいじゃんか///

「会長、ノリノリだね」

「会長はこういうの好きだからね…」

呆れ気味だが、みんな梨沙に期待の眼差しを向けていた。

「じゃあ、さっそくお願いしていいかしら?」

「あぁ。ゆーじろー、行くぞ」

「…どっどこに?」

もう嫌な予感しかしないんだけど…

「どこにって…部活めぐりだ」

…やっぱり。

「早く行くぞ」

「へーへー…」

この格好でかよ…
恥ずかしくて今にも沸騰しそうな俺であった。