結局こうなる。
俺は梨沙に振り回されている。
それもこれも、梨沙の事が好きだから。
あいつが喜んでくれるならって、不覚にもそう思ってしまったから。


「…ゆーじろー」

「ん?なっなんだ!」

いつの間にか、梨沙にメジャーを当てられていた。

「あっ動くな!ずれるだろ!」

そう言われてしまい、おとなしくなる俺。
少しの間メジャーがおれの体に巻きついていた。