「…今日は、これで終了です。また明日もあるので、よろしくお願いします
。お疲れ様でした」

何事もなく、2日目も終了した。
梨沙がなにかしでかすかと思ったけど、特に何もなかったし。
採寸もちゃんとやってくれたみたいだし。

「今日も、片付けやっておくんで大丈夫ですよ」

「なんか悪いな」

「いえいえ、先輩方は作業やってくれてたんで」

「じゃあ帰るね」

「お疲れ様でした」

先輩方も帰っていった。
ぱぱっとやりますか。

「…ゆーじろー?」

「なんだよ」

梨沙が残っていた。
帰ったと思ってたのに。

「私も手伝うぞ」

何を言い出すかと思えば…

「いいよ。それに、もう遅いんだから帰れよ」

「別に大丈夫だ」

「どこが?あんな人通りの少ない道のどこが大丈夫なんだよ!」

こいつは疎すぎる。
自分がどんな危ない道で帰っているのかわかってない。
そう思ったら、思わず少し怒鳴ってしまった。

「…すっすまん」

「あっ俺こそごめん…そういうつもりじゃないんだ。ただ、俺は梨沙のことが心配だから…///」

なっ何言ってるんだ、俺は!!
軽く告ってるじゃんか。

「いっいや、なんでもない」

絶対気づかれた。