つよがり姫に振り回されて

次の日


放課後になった途端、梨沙がダッシュで来た。

「ゆーじろー!!今日から参加していいんだよな??」

「えっあぁ…」

おされ気味に答えた。

「昨日から、わくわくしてたまらなかったんだ」

「そっそう」

子供かっ!!
そうツッコんでしまいそうなくらい、無邪気だった。

「ゆーじろー、早く行くぞ!」

そう言って、俺の腕をぐいぐい引っ張っていく。

「わかったから」

俺は引っ張られる腕でドキドキしていた。
嬉しい高鳴りだ。