陰陽姫 夜明けを見るものたち



賢「見事な連係だな。」

蓮「…けど、相手も黙っている訳ない。この程度ならここまで手こずる筈ないよね?」

翠「せやな。そろそろ動くんやないかな?皆、油断するな。」

「「御意!」」


ギャアアア

仲間の断末魔を聞きながら彩華は小首を傾げていた。

彩【ふむ、結界に阻まれる上に攻撃まで受けるのか。まさに手も足も出ぬ、か?さて、お主ならどうする?】

後ろを振り返りそう問うと

?「こんな結界、アレを使えば良いだろ?」

彩【おお、アレか!】

そう言って近くの妖に目で指示する。

妖は頷きおもむろに手に持っていた刀を振りかぶった。


ガシャーン


「「「!?!?」」」

突然の破壊音。

ガシャーン!ガシャーン!

続けて同じ音が響くと、敷地内を覆っていた結界があっという間に壊されたのだ。