陰陽姫 夜明けを見るものたち



午後9時頃 上賀茂神社

彩【ここが第四封印、いやに静かよの。守護者はおらんのか?】

沢山の妖を率いて姿を現した少女は不思議そうに辺りを見渡す。

【主様に恐れをなし逃げたのでは?奴らもやっと思い知ったのでしょう。人間ごときが我々妖に刃向かうなどそもそもが間違っていたと。】

一匹の妖がそう言えば周りも同調してそうだそうだと騒ぐ。しかし彩華は不満そうに頬を膨らませる。

彩【つまらぬのぅ。せっかく余興を準備したとゆうに…】

そして敷地内に入ろうと足を踏み入れたとき


「"三重結界 現出"!」

【わっ!何じゃ!?】

彩【ほぅ?】

突然、神社を囲う巨大な結界が彩華達を阻むように現れた。

そして結界の向こうには

仁「ここより先は一歩たりとも進ません!」

印を組み不敵に笑う神木 仁と

「"強化、強化、強化"!」

ピキーンと音が鳴るように結界を頑丈にし仁の隣に並んだのは

神「ここがお前達の墓場だ妖!」

言霊使いの神木 神居だった。