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紫「っ蒼希!?」
ガバッ
紫「っつ~!?」
組「紫苑?」
いきなり飛び起きた紫苑に組頭は驚いたように声を掛ける。
紫苑は紫苑で、いきなり起き上がったため背中の傷が痛み、少し震えていた。
組「一体どうした?」
何とか痛みをやり過ごしポツリと呟く。
紫「…蒼希が、蒼希に何かあった?」
組「どうゆうことや?」
紫「わからへん…ただ、蒼希の存在が消えかけてる気がする。」
組「お前、蒼希の存在を感じ取れるん!?」
紫「意識してた訳ちゃいます。ただ、今フッといつも傍にあった何かが消えかけた気がしたんです。」
少し呆然としていた紫苑はハッとしたように組頭を見た。
紫「今、何時ですか!?」
辺りは薄暗く、随分眠ってしまっていたようだった。
組「もう少しで7時だが…」
紫「翠はもう行ってしもうた!?」
組「先程お前の様子を見に来て下さったぞ。急げばまだ門の所にいらっしゃるかもしれん。」
紫「! ちょっと行ってきます!!」
慌てて紫苑は部屋を飛び出し翠の後を追ったのだった。

