彩【不思議だったのだが、お主は何故妾をそこまで殺したい。確かに妾とお主は敵同士、相容れぬ存在じゃろうが、お主は何やら鬼気迫るものを感じるのじゃ。】
んなの!
【――あの女に当主になられちゃ困るからだ!――か?】
蒼「!?」
彩【―さとり―か】
いきなり現れた妖が蒼希の心を読んだのだ。
蒼(さとり!?確か心を読む妖だったか!?)
さ【その通り。ワシは心を読む妖。お前さんの心は筒抜けよ。】
クスクスと面白そうに笑うさとりにチッと舌打ちをする。
蒼「厄介な奴がいやがったな。」
するとさとりは彩華の横をすり抜け蒼希の目の前に来た。
蒼「な、何やねん!」
さ【ふむ、貴様の闇、利用出来そうだ。】
蒼「は?」
そう言うとさとりは蒼希の目を押さえつけ、蒼希は頭を壁に打ち付ける。
蒼「ガッ!?」
さ【安心するが良い。貴様の憎む娘をその望むまま、なぶり殺してやろう。】
すると突然蒼希の口の中に何かが流れ込んできた。
そして蒼希はそれが何か確かめる前に意識を失ったのだった。

