陰陽姫 夜明けを見るものたち



彩【ふむ、普通の人間ならばとうに首が折れておろうな。】

蒼「だったらてめぇも折れろ!」

更に印を組もうとしたが

蒼「っつ!…クッソ!!」

グラリと目眩がしてそのまま蒼希は倒れてしまった。

おかげで光の拘束が解けてしまった。

彩【だから言うたであろう?無理をするでないと。】

そう言って彩華は座敷牢の扉を開け中に入って来た。

ジャラ

蒼「くっ!」

重たい鎖の音が辺りに響く。それは蒼希の足に繋がっており、壁に埋め込まれているので逃げ出せないのだ。

彩【中々に辛かろう?その鎖はお主の霊力を奪い続ける代物。触れた瞬間からわかっておっただろうに、その状態で力を使うなど自殺行為じゃぞ。】

蒼「っるせぇよ。てめぇをぶっ殺せりゃそれでええ!」

蒼希は彩華を睨み付けながらジリジリと後退する。しかしすぐに壁にぶつかった。