賢「一応、"草"を使って捜索している。だが、占術を使っても見付からないからな。正直何とも言えん。」
翠「大丈夫とは断言出来ひんけど、占術にも出ない言うことは誰かが意図的に隠してるかもしれへんからね、生きとる可能性はある。」
白【紫苑の様子はどうだったのだ?】
翠「怪我は治りきってないし、蒼希と勘助様が心配みたいで昨夜は眠れなかったみたいだって、今朝組頭に聞いた。」
するとパンッと龍之介が拳を自身の掌に打ち付ける。
龍「フンッ!アイツらは気に入らねぇが、仇はとってやらぁ!」
拓「素直じゃないねぇ、龍之介は♪」
茶化すように言う拓海にうっせぇと仏頂面になってしまった。
ガラッ
麗【失礼します。お食事を用意いたしましたよ。】
そう言って入ってきたのは雪女の麗奈。
翠「おおきに麗奈。ほな取り敢えずご飯食べよっか。その後は少し修行するよ!」
「「「「おう!」」」」
元気良く返事をして麗奈が用意した朝食を食べに行ったのだった。