賢「……両親?誰からそんなことを」
紫「? 有名な話や。昔から大人達に聞いたら教えてくれたんよ。僕らの父さんと母さんは彼女のせいで死んだって…ヒッ!?」
紫苑の言葉に賢人から凄まじい殺気が一瞬だけ感じられ小さな悲鳴を上げてしまう。
賢「……成る程。そんなことを言われてるのか。あの蒼希とかいう餓鬼の態度にも納得だ。
――ん?つかアイツのせいで死んだ?お前らの親の名前は?」
紫「えっ?あっ…」
翠「賢人さん。」
紫苑が口を開いたと同時に翠が賢人を呼ぶ。
翠「話はそれくらいに。紫苑の傷は完全には治せていないので休ませてください。」
賢「あ?ああ。」
口調はいつも通りだが、有無を言わせないものがあった為、賢人は反射的に頷いていた。

