陰陽姫 夜明けを見るものたち



「何だ翠!貴様、私達に歯向かう気か!?」

「一体誰のお陰で生きていられたと」

「恩知らずの化け物付きが」

しかし、そんな賢人の気遣いも虚しく次々に溢れる罵声に賢人と紫苑、秋雅は顔を歪め不快を表した。

翠「黙りなや!」

それに怒鳴る翠。今度は賢人も止めなかった。

翠「黙って聞いていたら何なん!?随分自分勝手な事ばっか言いよって!!」

彼らは翠がここまでキレるのは初めてで驚き、絶句している。

今までは胸の呪印のせいで強く言わなかった翠だが、それも無くなり思ったことを言うようになった。

翠「アンタら、"草"を何やと思うとるん?いつも私達の負担を少しでも減らそうと命懸けでサポートしてくれとるんよ!?それを今回、霊力の消耗を考えず力を奮ってくれた彼らに『役立たず』言うん!?労いの言葉すら無いんか!」

紫苑は翠の怒りが自分達"草"の扱いに対してだとわかり目を見開く。