陰陽姫 夜明けを見るものたち



驚愕に目を見開く蒼希と紫苑に勘助は鋭く声を出す。

勘『ボヤッとするな!必ずここを護りきるんだ!!』

蒼・紫『ぎょ、御意!』


それから


『ハァ…ハァ…ハァ…クッ…』

『ハァ…ハァ…そんな…』

『さ…せぬ…!』

数時間して立っているのも辛い状態になっているのは、勘助・蒼希・紫苑だった。

そして彼らと対峙する妖どもはまだまだ沢山いた。

彩『頑張るのぅ。しかし飽きた。そろそろ終わりにいたそう。』

蒼『…!…ざっけんな!』

蒼希が怒りのまま彩華に突っ込む。

紫苑と勘助も蒼希のフォローに駆け出そうとしたが妖どもの壁になかなか前に進めなかった。

勘『蒼希!』

紫『蒼希!ダメ、待って!!』

彩『単身妾に挑むか。意外に大物か、或いはただの馬鹿か。』

クスッと嘲笑うように蒼希を見つめた。

蒼『テメェは、ここで滅する!!』

そして槍を構える蒼希。その顔は随分と必死で彩華は眉をひそめる。