陰陽姫 夜明けを見るものたち



しかし蒼希と紫苑には見覚えのある少女だった。

蒼『テメェは、信造様を殺した…!』

紫『来ると思うとったよ。今度はお前を殺す!!』

そう言って蒼希は槍を。紫苑は刀を二本構える。

そして勘助は2人の前に進み微笑む。

勘『今晩は。私達はここ、第五封印の守護者です。貴女の名を伺っても?』

『人間のくせに礼儀のなった奴よ。そなたのような男は、嫌いでは無いぞ?』

そう妖艶に笑う少女に勘助は変わらず微笑むだけだか、その眼は冷たく少女のほんの少しの動きをも見逃さないと言うように細められていた。

『しかし真名を教えては後々何をされるかわかったものではない。特に陰陽師はな?』

勘『ご賢明ですね。しかし呼び名がなければ不便ですね。』

すると少し考える仕草をすると

『……ならば、妾を"彩華"と呼ぶが良い。』