陰陽姫 夜明けを見るものたち



賢「だからお前を好きな俺は、いつまでも兄様と呼ばれていたら背徳感あんだよね。
――つか何だよ、まさか忘れてたか?」

翠「わ、わわ忘れてません!///考える時間が無かっただけ!!」

うわ傷付いたーとしょんぼりする大人気ない大人に呆れるより慌ててしまう。

翠「だっ、だって!そんなん考える暇はホンマなかったんやもん!」

言い訳を叫ぶが賢人はイジイジとしゃがみ、土をつつく。

賢「俺は一世一代の告白だっつのにお前は忘れて…」

翠「忘れてないって言って…!」

賢「翠の唇の感触も「わー!!////」…呼んでくれる?」

慌てて賢人の口を塞ぐが、指の隙間から意地悪く笑う賢人。

翠「ハァ…わかりました。わかりましたよ!」

半ばやけくそになりながら賢人を見詰める。しかしいきなり名前といっても…